年末に昨年の総括をした時に、 全然級が上がらないと嘆いた。が、12月から常に5手以上読むようにしたのが良かったのか、5連勝してやっと級が上がった。長かった…。
早速、2013年のKGSの打ち初めを振り返る。
KGS第119局(対8k、定先、白)
形成は既に勝勢。 黒1白2黒3で白△と黒□の生死をかけた大きなコウになるが、それは置いておいて(置いておくんかいっっ!ていうツッコミはあるかと思いますが…)、右上隅の黒の死活を研究する。次は白の手番。皆さんなら、どう打ちますか?
私は深く考えずに、T18と急所っぽい所に打ってみた。実戦ではこの後攻め合いになり、私のミスで黒を活かしてしまった。ちゃんと検討してみると、
黒2と△を取りにきた時に白3とつなぐと、黒6まで。完全な黒の活き。
かと言って白3と渡ると、黒12まで。攻め合いで黒の勝ち。
なので、実戦で打った白1では黒は殺せない。
実戦ではS19と、こちらの急所っぽい所もちらっと頭をよぎった。
先ほどと同様に黒2と△の白石を取りに来ると、今度は白7まで、黒は2眼できずに死にに見えるが、…
黒1から攻め合いに持ち込むと黒15まで。黒も半分は生還してしまう。
前図の白6で白1とこちらの急所を守っても、黒12まで。やっぱり半分は生還してしまう。
コウにする手は色々あるようだが、無条件で殺せる手はないものか。
実戦では全く思いつかなかったが、Q17ツギと、そもそも弱点である△の白石を守ると同時に、□の眼を奪う手があった。
黒1と急所に打っても白6まで。3目中手にしかならない。
その後に黒1と攻め合いを目指しても、白6の下がりが利くので、攻め合いにならない。
ということで、正解はQ17ツナギだった。皆さんは正解できましたか?
ひと目シリーズを解いていても、Q17のようなジワッとした手は正解できないことが多い。一番初めの選択肢は、どうしてもT18やS19のような急所を考えてしまう。ひと目でQ17のような手が思い浮かぶようになれば、もっと強くなれるだろう。
実戦はその後酷いことになったが、最初に示したコウを相手が見逃したこともあり、何とかギリギリ勝つことができた。
棋譜再生
まぁ、一応幸先の良いスタートと言えるだろう。
それでは皆さん、本年もよろしくお願いします。
はじめまして。
ReplyDelete英語で囲碁ブログを書いてるなんてとても面白いですね!
自分も英語を勉強している身なので囲碁用語など参考にさせていただきます。
右上の正解の一手、なかなか実践では打てないかもしれませんね。じっくりした手を打てるようにいつも心がけてますが、いつもあせって違う方に目がいってしまいます。
これからブログ応援させていただきます!
SHOGO
SHOGOさん
ReplyDeleteコメントありがとうございます。本ブログ初コメントです!
これまで1年以上何の反応も無く独りでたんたんとブログを更新してきましたが、反応があるともの凄く嬉しいですね。
私はじっくりした手は打てません(笑)。無理攻めしたり、過剰に反応したりして、いつも失敗してしまいます。おくれを取るんではないかと、あせってしまうんですよね…。
これからもよろしくお願いします。
Phalaris
Phalarisさん
ReplyDelete初コメントなんて!とてもうれしいです。
ぜひこれからも応援させてください☆
あ、あとお知らせです。
ブログ始めたばかりですが、テーマを囲碁に絞るためにアドレスおよびブログ名を変更いたしました。
もしよければたまにチェックしてください☆
IGO Fan
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SHOGO