魚の話ではなく、もちろん囲碁の話です。
プロなど強い人達の碁を観ていて感心するのは、死活や手筋はもちろんだが、シノギが上手いことだ。私の感覚では立派な地に見える所に打ち込んでいって、簡単にサバいてしまう(ように見える)。私には到底できない。どうしてかなぁ。
KGS第122局(対6k、互先、黒)
白模様の上辺に黒から打ち込んでいったところ。上手くサバければ優勢になれそう。
二間に開ける広さがあったので自信を持って打ち込んでいったのだが、二間に開いたところで白から底をさらわれて困ってしまった。中央に出て行くのも難しそうだし、どうしたら良いのだ?
上から押しても中央には2眼作れるだけのスペースは無いだろうと判断し、1と下がってみた。すると、白2~4と上手に根拠を奪われてしまった。これは「ひと目の攻めと守り」に載ってた手筋そのまんまだ!凄い!と感動したが、もちろん感動している場合ではなく、いよいよ困ってしまった(暗記するまでやったんだから、打つ前にこの手筋に気付けよ…orz)。
隅に活路を見い出す以外、もう手は無いと判断し、無理矢理5とツケてみた。
結果、上の図のようになった。最後に白がJ16を切りにいったので助かったが、そこでAにツケられていたら黒は全滅していた。私はこの後すかさずAに曲がって活きを確定し、優勢になった。
棋譜再生
今回は結果的に望みどおり白地を荒らせて優勢になれたが、これは相手のミスに助けられたから。もし相手がミスをしなかったら反対に私が劣勢になっていた。
遡って、二間に開いた後はどうすれば良かったのだろう?何かサバく手があるはずだと思うのだが、サバき方が全く思いつかない。「ひと目のサバキ」とか出版されないかなぁ。
No comments:
Post a Comment